NPO法人「I Love 加賀ネット」は加賀の発展と心豊かなまちづくりの為に活動する団体です。
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No.16

このコーナーは、加賀をはじめ、県内外で活躍されている人たちに登場していただきます。そして、加賀を熱く応援してくださる方々からのメッセージもお届けします。
「加賀の人シリーズ」は、「 I Love加賀ネット」の特集企画コーナーです。

第16回は「かたやまづまちづくり推進協議会 元会長 安宅 俊和氏 (享年72歳)

 

■安宅 俊和 (あたか としかず)さん  ◆住民の意識変革で 最大の魅力を (1ページ)


■安宅 俊和 (あたか としかず)さん (72歳) 

安宅 俊和氏は人望が乞われ、かたやまづまちづくり推進協議会会長に選任された。
その時の片山津は、かつて盛況で繁栄していた「旅館」が次々と消え失せ、見るに忍びない状態に追い込まれていた時である。
夜間、真っ暗な廃屋旅館は橙色の「街燈」がその姿を異様に浮かび上がらせ、温泉街の中心地に放置されたままの廃屋旅館は観光客は言うに及ばず、町の人さえ遠ざける場となっていた。
そのような時の安宅氏登場により、加賀市との折衝役として行動が始まった。当時の大幸 甚加賀市長とは小松高校の同期であったことから互いに腹を割って話し合える間柄であった。しかし、安宅氏は持ち前の持論と頑固さで、市長との議論で激高した場面が何度もあったと氏から直接聞いたことがある。
当「I Love加賀ネット」の前身「片山津再生を語る会」の例会 (平成20年6月22日)に安宅氏を招き、片山津温泉の現況をお聞きした。
その安宅氏は平成26年6月8日に72歳で逝去された。安宅氏の「まちづくり」の志は着実に 「片山津温泉再生」 に寄与されている。氏の功労に感謝し安宅氏の意を受けとめ 「当会」 もその一助になればと思う。
【本文へ】

                  住民の意識変革で 最大の魅力を   安宅 俊和      
                   -まちづくりの現況について(安宅氏説明)ー

        ・平成14年、国の予算で建設省(当時)による計画が導入された。
        ・案作りの段階では自治体は「口」出さず。その後、自治体の“地域推進事業”が
         始まり金沢工大谷教授や、民間識者らをオブザーバに迎え会合を重ねて来た。
        ・【自治体】…地域再生が1年前に始まった。自治体は「案」段階から「まちづくりの
                 運営」を地域に委ねている。
        ・【総  湯】…移転については、固定構造物の移転ができず現状維持。
        ・【堤防と散策道】…「水害」を機に、19年度から50億円もの工事費が投入されて
                 護岸工事が始まった。堤防には水辺の散策道も併設される。
                「まるや旅館」から「湯の元公園」まで伸長する。
        ・【旅館の反対があり難航した経緯】…景観をさえぎる配管・堤防があり、町民の
                意見が反映されなかった。今回ようやく旅館が折れ、地元の「そぞ
                ろ歩きができる堤防を」の意見が実現する。
        ・【廃屋旅館跡地の整備計画と地区の動き】…「みたにや」1,900坪跡地に新総湯
                を建設、「白山荘」跡地は駐車場案。「あらや」も今秋には競売にか
                けられ、周辺一体が整備される。地区の関心も高まっている。
        ・【市議会】…大幸市長の「片山津」積極的な整備に対し、他地域市議から「片山
                津優遇策」に意見もでたようだ。
                 堤防の件で谷本知事に噛み付き、一時期、県と市が険悪になったこ
                ともある。評価するが一種のパフォーマンスと見られないか?

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
        ★会合で大幸市長評価論 (市長と懇意の人が多くズケズケ意見が続々)。
          【A 氏】 対応しずらく、人の話を聞く耳を持たない。
          【B 氏】 迎合する人物を避ける。一方、思いばかり強調する人物も避ける。
          【C 氏】 選挙上手で政治家である《但し市長就任時期に片山津がダメになる
               のは 責任ダ》
          【D 氏】 コビをしないし、また売らない人物。

        ★まちづくり」について
        ・安 宅…宮本県議《当時》を中心に、三区通りを一方通行(ジグザグ)の散策道
               に、二区の旅館~新総湯を賑わい通りとする案を県と話し合った。 
        ・県の態度…拡張しての一方通行はNO!…しかし、「決行」しないことには進まない
               《県との折衝今後もあり得る》
          【T 氏】…片山津ならではの「散策道」をつくりあげるべき。
        ・安 宅…19年度から5年間は「特定財源」で認可されているが、来年度は国予算
               がらみで無くなる見込み。ただし、一度認可されたものだから推進される
               であろう。22億円の交付金のうち4億円が加賀市から出る。
          【T 氏】…この会合は、片山津を思う気持ちが一緒なので参加した。
          【F 氏】…「片山津再生を語る会」はこれまで5回の会合を重ねてきたが、会合
               の中から提案があったいくつかの課題を「形」に変える実績を残した。
               「NHKの天気予報」もその例で私も数回テレビで見た。
        ・川 口… 「NHKの天気カメラ」は6月15日で終了したが、今後、各メダイアに提案
               し再び、「柴山潟~白山」の風景が映し出されるよう交渉をしていく。

        ★意識論」と「未来像」について
        ・安 宅…住民の意識は変えるべき!…共通意識を持たなければいけない。自分
               のできる範囲で。ハードだけではダメ!
        ・片山津の人間分析…モノに対する取組みが「狩猟民族」的《在るものをそのまま
               とりに行く》。山中、山代は「農耕民族」的。
        ・山中、山代は「ミコシ」をコツこつと創り上げていくが、片山津は「創る」のはイヤ
               だが「ノル」のは良い民族ではないか? 
        ・10のうち3の方に魅力を感じませんか?と言うことを私は提案していきたい。
          【T 氏】…体系的にどのように整えるかが課題か?
        ・スイスのレマン湖には一周できる”遊歩道”がある。柴山潟にも同じような環境
               づくりを =《柴山潟を大切に》=。
          【M 氏】…観光の形態が変化しているので、柴山潟の整備についてはレジャー
               の整備を。
        ・群馬・榛名山の湖のボート遊びに、なぜ都民がそこへ行くのか…。整備だけでは
               なく路地裏を歩く風情がある片山津は「柴山潟」を生かしていない =《不
               思議な現象である》=。
        ・愛染寺…羽咋の気多大社には全国から若いカップルが多く訪れる。同寺の宮
               司自らが売り込みに携わった。
          【S 氏】…レジャーソフトについて同感 ! 
        ・小松空港には最近多くの外国人が来訪。片山津で宿泊して、そのまま金沢へ行
               くのは、片山津の整備体制が整っていないからでは ? 外国からの観
               光客が金沢へ流れるのはもったいない。                                                  
                                             <文責/川口泰之>
▼写真/廃屋旅館(左側)と解体作業…この跡地に現在の「街湯 /安宅氏との会合

左手前から遊仙閣・みたにや・白山荘 =2008(20).3.20  みたにや旅館の解体 =2008(20).6.2 中谷宇吉郎 雪の科学館・冬の華 

 

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